2015年5月4日

ルノーは国営企業なの?

ルノー 日産 フランス政府 議決権
via:朝日新聞
■ルノー、仏政府の影響力拡大 株主総会で新制度決定
発端は仏政府が8日、ルノー株を買い増すと発表したこと。国内産業や雇用保護を目的に2014年に制定した通称「フロランジュ法」を適用する狙いだ。同法は株式を2年以上持つ株主に2倍の議決権を与えると定めた。
via:日経新聞

■仏政府、ルノーへの議決権2倍に 日産の経営に影響も
仏政府はルノー株を一時的に買い増してこれを否決に持ち込んだ。賛成が60.53%で反対は39.39%だった。これを受け、仏政府のルノーへの議決権は従来の15%から28%に増える見通し。日産はルノー株を15%保有するが議決権はない。
via:日経新聞

なぜ仏政府が民間のルノーの経営にこれほど介入できるのか気になってググってみたら、ルノーは一時的に国営企業だったんですね。

■ルノーって、フランスの国営企業!?
創業者のルイ・ルノーが第二次世界大戦のときにナチスに協力したために処刑され、会社も国有化されてルノー公団になりました。
via:Yahoo!知恵袋

■ルノーはかつてフランスの国営企業だったのですか??
フランスでの国有化は日本の公社とはちょっと概念的にずれます。 再建前提の一時国有化ですので、今の新生銀行の方が近いかも。 国民からは結構「税金の無駄遣いだ!」と批判が多かったようです。 フランス国民の間ではルノーよりプジョーの方が「国民車」感覚です。
via:Yahoo!知恵袋

詳しくはウィキペディアで。1945年から1990年までは公団(≒国営企業)で、完全に民営化されたのは1996年とのことです。未だにルノーの経営に介入するのは社会党(オランド大統領)が与党だからなのでしょう。

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