2016年9月29日

中朝貿易で利益を上げた女性実業家の馬暁紅とは

馬暁紅
馬暁紅
馬暁紅 中国 北朝鮮 関係 逮捕
朝日新聞
馬暁紅 中国 北朝鮮 関係 逮捕
毎日新聞

中国、北朝鮮に核物資輸出した馬暁紅代表を逮捕(中央日報)
オンラインショップスタッフ出身の馬代表は北朝鮮が自然災害で中国と交易を始めた1996年に対朝貿易に参入した。中国時事週刊誌「南方週末」によると、馬代表は2006年10月の1回目の核実験直後に重油2000トンを販売した。馬代表は当時、北朝鮮に貨物トラック80台を提供する代価として鉱山採堀権を確保し、平壌(ピョンヤン)衣類工場にも投資した。馬代表は当時、「政治状況に関係なく身を粉にして献身するだけだ」としながら「対朝事業は賭博」と明らかにした。馬代表は新義州(シンウィジュ)特区開発、龍川(ヨンチョン)駅列車爆発事故、北核危機に何度かぶつかりながらも朝中両国政府の保護下で事業を拡大してきた。680人の職員を率いる鴻祥集団は2010年に中国500代民営グループで189位に入った。

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馬氏は1990年代から北朝鮮貿易を手がけてきた。当初は原油を輸出しくず鉄を輸入する業務だったが、後に北朝鮮の鉱山開発権を取得するなどビジネスを拡大。13年末に処刑された北朝鮮の高官、張成沢氏とも太いパイプを持っていたとされる。北朝鮮貿易の成功を背景に中国での存在感も高め、13年には遼寧省人民代表大会代表に選出されている。

馬暁紅氏は、1992年にデパートの従業員を辞めて、貿易会社に就職。2000年に前身企業を設立。2006年に北朝鮮が最初の核実験を行った直後、重油2000トンを北朝鮮へ輸出。その後、北朝鮮の鉱山採掘権を得たり、平壌の服飾工場に投資したりするなど事業を拡大。会社の資本金は1億元(15億円)、従業員680人。やり手の女性実業家ですね。

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